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【古本】皆川明の旅のかけら

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ミナペルホネンのデザイナーである皆川明さん。
二〇〇一年の一月から「装苑」という雑誌での連載をまとめている書籍です。

旅先で出会うデザインや、人や本、様々なモノやコトについて皆川さんが感じていること、好きなもの、それらが丁寧に言語化されていて、ミナペルホネンのデザインに通づる”理念”のようなものに触れていると感じます。

ミナのデザインは、どことなく人の心に寄り添ってくれるような感じがする。本の中で皆川さんがニットのデザインについて”特に冬のセーターには、寒い空で鳥たちが肌を寄せあうような、温度としての温かさだけではなくて、誰かといる安心感のような温かさを感じるデザインにしたいと思っている”という文章からも伝わってきます。

皆川さんの静かで柔らかい文章と、ミナのフォトコレクションも楽しめるオススメの一冊です。

--引用--

ミナを始めるとき「一生かかっても終わらないことをしたい」という気持ちだったので、数年という月日は確かに一瞬のことなのかもしれない。一つ一つのデザインをおこすたびに今の自分の視点を確認し、前に思ったことを振り返りながら次のことを考えていく。そうやってでき上がるものたちがつながっていく。そんなやり方が、僕は好きだ。-時間軸を超えるデザイン

最近では日常生活において、自然と共存しながら生きるということが少なくなってきているけれど、それを望む潜在意識が人には残っていて、簡単にはなくならないのだ。-自然につながるモチーフ

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皆川明の旅のかけら
著:皆川明
文化出版局

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※少し使用感のある古本です。

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